季節の風はむしろ生活に即していて、海辺の各地にはやさしい方言が多い。東南の風をアイゼ、北西の風をアナジなど、四季折々、方角の風の名など、方言語彙に録するものが九十九もある。風ととも生きるというような民族である。
殷の神話では、上帝は最高の主宰者であった。しかし四方のことは四方の方神に委せたので、東西南北にまた方帝をおいた。方帝はまたその領域に速やかに帝意を宣布するために、風神を使役した。この風神が、その地域の生活者のすべてを支配した。それでその地を風土といい、その生活体を風俗といい、存在するものを風物といい、風貌という。このように風の字を用いる連語が500ほどあり、土風、気風のような語がまた500ほど存在した。生類の多くが、その風土の中に生きるのである。
(風の旅人 Vol.10 2004)
風は国境を超える。
風の通り道を隔てるものは何もなく、そこには言葉や思想の違いも存在しない。
人は風の下に生き、それぞれの風土に沿った生活を営んできた。
人の手が生み出す上質な作品群は、私たちに暮らしの奥深さを見せてくれる。
変わりゆく時代の中でも、根源的な光景は、これからもきっと変わらない。
''the day -play concept store-''のフィルターを通した限定企画「Journey through the Wind」。
風は止むことなく、旅は永遠に続く。
この地にいるからこそ味わえる、極上の気分をお届けします。
手仕事には悠久の価値がある。世界各地で出会う上質な作品群を、''the day -play concept store-''にてご案内します。
世界から見た「日本」。日本から見た「世界」。改めて触れる、人の暮らしの魅力。世界を見渡せば、零下50度の下で生活する人々、一方で、気温50度を超える町で暮らす人々がいる。多種多様な土地の息吹を感じながら、根源的な価値の再発見を目指します。
暮らしに根付く作品群は、生活様式の美しさと深く関係している。心の気高さを写し出す作法、日々の営みを支える繊細な美意識。それらを具現する作品が持つ普遍性を通じ、生命の豊かさを見出すことを目指します。
素材を活かし、知恵を生かした日々の暮らし。変わり続ける時代にも寄り添う作品群を通じ、世代を超えていく「悠久の価値」を追い求めます。
「Journey through the Wind」
place : the day -play concept store-
〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町1-5-41
022-395-9861 (10:00-19:30 Wednesday Close), info@playforlives.com
〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町1-5-41
電話/FAX : 022-395-9861 (10:00 - 19:30 定休日・水)
mail : info@playforlives.com