2023年08月08日(火)

p.450|「焼き締め粉引」陶芸作家・安藤騎虎氏

いつの時代も、「本質」は姿を変えながら時代のド真ん中にあり続けている。
彼のスピリットそのものが真のラグジュアリーだ。

陶芸作家・安藤騎虎氏の新境地「焼き締め粉引」が秋の窯に先駆け、若干数を先行販売いたします。
合わせて、「彩手」作品の新作も若干数ご用意いたしました。
(※完売品・品薄品も発生しております。お求めはお早めに。)
以下、安藤騎虎氏より要約。

備前は薪窯による無釉焼き締めを800年余り続けてきた。
その事は備前の大きな存在意義であり、これからも大切に考えねばならないと思っている。

しかし、現代を生きる自分が作陶する上で、この価値観だけにこだわる事に何だか違和感もあった。
過去においても、その時代に生まれるものがあったから歴史、伝統として続いてきたのだ。

薪窯による焼成を備前の根本価値と理解しつつ、現代の焼き締め表現をしたい。
そんな想いから、ここ数年電気窯による新しい表現を模索し続けている。
エネルギッシュさや野趣など、いわゆる「備前らしさ」には執着しない。

2年ほど前、新たに原土を買おうとしていた中で出会った真っ白い土。
備前でこれだけ白い土も珍しく、これはかねてより少しずつ試作を重ねていた新しい表現の構想に使えるかも知れないと、
最後の1tと言われたものを買わせてもらった。

料理をする人間にとって、白い器と言うのはやはり魅力的だ。
料理を合わせやすく、白ならではの清潔感と華やかさを食卓にもたらす。

白と一口に言ってもさまざまな色調のものがあるが、中でも自分は白い土を“化粧土”として器の表面に塗った「粉引(こひき)」が好きで、
手に入れた土もその様にして使おうと決めていた。ただ、単純に白化粧だけして焼いたのでは自分の思う表情が出ない。
そこで“化粧”する際に他の土をところどころに加えたり、その他にも工夫を重ね、自分の思う「陰のある寂びた白」に辿り着いた。

全て備前の原料だが、これについては「備前焼」を名乗る気は無く、
ただ「焼き締め陶」を作る作陶家としての新しい表現として、今後展開していこうと考えている。

自分の思う、今、この時の焼き締め。
穏やかな美しさを目指して。

 

 
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2023/08/08 14:50 | the day -play concept store-

 
 
 

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