宮城県北部、宮崎町(現・加美郡加美町)の切込地区で育まれてきた切込焼。
江戸時代には伊達藩の御用釜として高級な染付磁器を焼く一方、民衆の日用品も焼かれていました。
廃藩置県に伴い一度は廃絶したものの、現在は加美町切込地区にて復活した伝統的工芸品。
未だ多くの謎に包まれている歴史を引き継ぐ切込焼・三浦陶房との共同プロジェクトがスタート。
歴史と現在。色褪せない情熱と、変わらない本質。
伝統と継承。その真髄とは-。
ステンドグラス作家・沢田いくみ、宮城県指定の伝統的工芸品・切込焼 三浦陶房が共に作品を制作。
作品群の発表は、2017年6月、藤崎・本館7階で開催される沢田いくみステンドグラス展「Hands of Human 2017.」にて。
先人が築き上げてきた技と知恵を現代に継承し、新たなデザインを施します。
● ステンドグラス作家・沢田いくみ
1984年生。2003年よりアメリカにてスタジオアートを学ぶ。「主張的なデザインではなく、日常生活に溶け込むステンドグラス」をコンセプトとし、“the day - play concept store -”(宮城県仙台市・河原町)を拠点にオーダーメイド、オリジナル作品の制作を手掛けている。各種業界からの発注制作、百貨店での企画展開催、その他テレビドラマへの美術協力等。
● 切込焼・三浦陶房 (三浦早苗・三浦征太郎)
親子2代に渡り、切込焼の伝統を受け継ぎつつ、独創性あふれるオリジナル作品を製作。陶器や磁器だけでなく、切込焼を現代のファッションに活かしたアクセサリーなど形式にとらわれない作風が特徴。宮崎の地の花鳥風月の中、伝統工芸を現代に活かすべく日々創作している。各地での個展歴多数、平成23年度 伝統的工芸品産業大賞受賞。
美しい自然環境を誇る宮城県北部・加美町。その地で永く育まれてきた伝統的工芸品・切込焼。自然と共に描き出す暮らしの風景を次世代へ繋げること、また、その文化を加美町から発信することを目指します。
目覚めを呼ぶ鳥のさえずりや、季節の香りを運ぶ草花、それぞれの土地に息づく数々の風物詩。土地に生き、陽と共に暮らしを体現してきた人の本質は、いつの時代もきっと変わらない。進化でも回帰でもない、より根源的な暮らしの魅力を追求します。
人は、情熱を持ち生きる。時に大きな葛藤を抱え、時に大きな自然の力に立ち向かいながらも。人の歴史は決して平坦な道のりではなく、先人の知恵に耳を傾け、並外れた努力の末に築き上げられてきた。人が歩んできた旅路を見つめ、価格を超える「時の価値」を導き出します。
文献で確認できる最古は天保5年、伝世品の最古は天保6年。伊達政宗創始説など様々な説が発表される中、未だ開窯を伝える確かな資料がない切込焼。宮城県の誇る文化として切込焼への関心を更に高め、未だ見ぬ先人が残した軌跡の解明の足がかりとなるよう願います。
6月8日(木)より藤崎・本館7階にて開催される、沢田いくみステンドグラス展「Hands of Human 2017.」にて、作品群の発表を行います。
沢田いくみステンドグラス 2017 new collection 「Hands of Human 2017.」
会場 : 藤崎・本館7階 (住所)〒980-8352 宮城県仙台市青葉区一番町3-2-17
開催期間 : 2017年6月8日(木) - 12日(月) 10:00-19:30 (最終日16:00迄)
加美町から描き出す不変の美しさを。
自然が織り成す風景が、次世代へと繋がりますように。
〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町1-5-41
電話/FAX : 022-395-9861 (10:00 - 19:30 定休日・水)
mail : info@playforlives.com
〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町1-5-41
電話/FAX : 022-395-9861 (10:00 - 19:30 定休日・水)
mail : sawada@playforlives.com
〒981-4401 宮城県加美郡加美町宮崎字中野1-30
電話/FAX : 0229-69-5152